〜イボの凍結療法〜
◆イボ〜尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

イボというのは、よく耳にしますが、感染によりできるものだということをご存じでしたか?
実は、尋常性疣贅(いわゆる イボ)というものは、ヒトパピローマウイルスというウイルスによって生じるものなのです。
それで、知らないうちに増えたり、自分でとろうとして、増やしてしまうことがあるのです。

イボに気づいたら、痛みがないからといって放置せず、早めに受診することをおすすめします。

当院では、下記の治療法をおすすめしています。

●液体窒素による冷凍凝固療法

液体窒素、ご存じですか?よく科学実験ショーなどで、バラの花をパラパラとつぶしたり、バナナで釘を打ったりするものがありますが、あれは液体窒素を用いて瞬時に凍結させて実験を行っているものです。

液体窒素はマイナス196度の液体なので、それを綿棒に含ませて皮膚にできたイボにあて、まずイボを凍結させます。その後で体温によってイボを溶かし、また凍結させてまた溶かす、ということを繰り返すことによってイボの組織を凍結壊死させ、イボを取り去る、という療法です。

週1回程度の通院で、ほぼ無痛で治療ができるというのがとてもよい点で、おおかたのイボはこの方法で取り去ることが可能ですが、完治までの期間は、大きさや個人差により5回〜20回程度とまちまちです。


イボが大きい場合には、切除をお勧めしています。
●局所麻酔下に外科的切除を行なう方法

利点としては、短期間(一週間程度)で治療が終了できる点です。

患者様のご希望を伺いながら、治療法を選択していきます。

お気軽にご相談ください。

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